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予防歯科・歯周病予防

歯の健康と生活習慣病
健康とは、自分で作るもの。ある程度の年令になったらなおさらです。生活習慣の見直し、適度な運動、ストレスフリーな生活を、等々。
どれも言うは易し、行うは難しです。特に歯科では、生活習慣、特に甘味についての注意が必要です。わたしたちがお願いするように、一切砂糖を取らなければいいわけですが、それは大変です。
実際、好きで食べている甘いものをやめるのは難しいし、無理して半減というところでしょう。
その分、フッ素や定期的なチェックで補い、いつまでも健康な歯でいるようにしたいと思います。
歯磨の仕方その他についてお気軽にご質問下さい。

歯の健康は全身のバロメーター
お口が健康(歯と歯肉、舌など)ということは、全身が健康といってもいいと思います。
歯は全身のバロメーターでもあります。
糖尿など生活習慣病は症状として歯肉の色やツヤに現れますし、お口の中のむし歯菌(ミュータント菌)や歯周病菌をわたしたちが行うお口のお掃除によって減らすことが、肺炎(特にお年寄りの誤薬性肺炎)などのリスクが劇的に減るということがわかっています。

歯周病チェック
□ 前より歯が長くなった気がする。
□ 歯グキがプヨプヨして、しまりが悪い。
□ 食後のつまようじが気持ちよくなってきた。
□ 堅せんべいを、思い切り噛み砕く勇気は、ない。
□ 歯磨きをしてゆすいだら、血が混じっていた。
□ 年のせいか、口が臭ってきたような気がする。
□ 最後に歯医者さんへ行った日を思い出せない。
□ 歯グキの色が、妙に赤っぽかったり、紫がかっている。
□ 口を開けて寝ていることがある。
□ ぐらぐらする歯がある。
 もし思い当たるようでしたら、要チェック、歯ぐきの病気にかかっています。

歯周病は歯垢から要注意!
歯の表面には粘り気のある薄い膜が毎日つくられていて、歯と歯肉の境目にたまってきます。これが歯垢で、生きている細菌の集まりです。細菌の出す毒素から歯肉に炎症が起こるのが、歯周病のはじまりです。
歯垢を放置すると歯垢はさらに付着しやすくなり、状態は悪化してきます。特に歯肉にかくれた部分にたまった歯石に歯垢が付着すると歯垢中の細菌は歯を支えている骨を侵していき、歯周炎を進行させ、歯が抜けて落ちてしまいます。一般的に歯槽膿漏といわれる症状とは、こういう事をいいます。
そこでこの歯垢を完全に除いて清潔にすることが歯周病の予防であり、治療の第一条件なのです。

歯周病の進み方
歯周病は自然に治ることはないので、放っておくと症状はどんどん悪化してしまいます。
治療をすることによって、ある程度の進行を防ぐことができます。
1. 正しいブラッシングを毎日行い、歯周病の原因となる歯垢を取り除き、口の中を清潔に保ちます。
2. 歯ぐきをマッサージして歯肉を強くします。マッサージをすると歯肉は引き締まり、歯と歯ぐきとの間にできる隙間を減らします。
3. 栄養のバランスが悪かったり、不規則な生活を続けたりしていると、からだの抵抗力が弱まり歯ぐきが赤く腫れたり浮いた感じがします。常に規則正しい生活を心がけてバランスのとれた食事をすることが肝心です。
4. 6ヶ月に一度は、歯石を取ってもらいましょう。歯石は自分一人で取ることはできません。